薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

今回はパニック障害だった私の近況

間を空けてしまいました・・・



以前のことを思い出しいろいろ書いておりますが、


たまには現在の状況を書いて空気を入れ替えます。

パニック障害の記録を書くたびに、未だに辛く感じることや思い出して泣いてしまうことって、実はあります。辛くて書けない気持ちの日はよくあります。

 


治っていないのか、「お疲れさま、自分!」という癒しの涙かわかりませんが、
それでも発作が起こらないのは多分治ってる・・?

そんな私の現在の日常をお伝えすることで、「元に戻ってやる!」と希望を持っていただけたら、と思いつつ、書いていきます。

 

 

 

 

 

 


通勤OLに戻ってみました

 


つい最近、諸事情でしっかり貯金せねばならず、とりあえずはとフルタイムのハケンOLに戻りました。

 


毎日の早起き・睡眠不足・ラッシュアワー・初めての職場・知らない人たち・慣れない仕事・一人でランチ・・と、パニックに陥れる要因づくしの日々。

 


パニック障害の症状が一番激しかったころは、「二度と戻れない」と思っていた日常に戻ることができました。


大変ではあるもののやっとここまで来た!という気持ちでいます。

 

 

今は2ヶ月目になるところですが、順風満帆ではありません。

 

 


今の仕事は若干金融関係のなので、確認やファイリングがありえないくらい多い!!のです。


電話一本取っても、そこで用件をもらって処理可能なものなら処理しておしまい。

 

ではなく、

 

電話を切った後、関係部署にファックス・メールでお知らせ。

 

 

また、送った書類は全て時系列で揃えてファイリング・PCの共有ファイルにも記録・・
というのが延々あります。

 同じ用件について3・4回関わる感じと書けば良いのか・・
ともかくクロージングまでなかなかたどり着けません。

その上、電話はひっきりなしにかかってきますし、ファックスもかなりの量。

ちょうど繁忙期でもあるのですが、仕事は多岐にわたりなかなか覚えらせません。

 

 


「確認」「確認」「確認」が発作トリガーになりそうに

 


何よりもそんな状況で「確認」「確認」「確認」と続くのが辛い。

 

 悪気はなくても忘れていることがあったり、気づかなかったりというのが多いのですが、社員の方からすれば新しい人に足を引っ張られる日々なだけ・・

申し訳ない気持ちが多すぎて、辞めたい気持ちもいっぱいありましたが、それでも教えてくださることと、このまま辞めちゃいけないなと、どうにか頑張って毎日会社へ通っています。

  

高さの合わないデスクでの慣れない仕事はもちろん肩こりも始まり・・・・

久しぶりに首が右側へ曲がらない日も出始めました。

肩こりは頭痛やめまいの原因です。足のむくみも出始めましたが、こちらはどんなに眠くてもケアしないと、翌日に響きます。

私の場合は、ひどい肩こりを放置したことも、パニック障害をこじらせる一因だったかもしれないと思う点があるので、とにかくリラックスを心がけました。

 

 

露天風呂付き客室に泊まる

 

 

確認・確認・確認に、正直なところ危険な兆候がありました。

 

発作の前というのは、どうしようもない些細なことが気になることがあるのは

私だけでしょうか?

 

以前の発作は、高速道路の轍の規則的な音やスーパーのレジの音が引き金になることがありました。

 

↓ ↓ 過去記事です ↓ ↓

survive-panic.hatenablog.com

 

 

 

 山手線の着メロが頭の中で鳴り続ける

 

 

働き出して2週間目の頃、通っている駅の着メロが夜も寝ている間も朝も・・頭の中で鳴り続ける日が数日ありました・・


初日は気にならなかったのですが、さすがに数日続くと・・全く同じメロディの部分を連続して繰り返し続けるんですよね。

以前ならこれだけでパニックを起こして救急車に乗っていました。

反復とその音がだんだん大きく感じて酔ってしまうのか、気持ちが悪くなって吐きそうになるのです。

何度も書いていますが、私は嘔吐恐怖症でもあったため、以前ならこれだけで冷や汗が出てしまい、うずくまってしまいました。


さあ寝よう!明日のためにもしっかり寝よう!と思っているのに、頭の中を鳴り続けるのは本当にツライものです。

睡眠不足と間違いの嵐でさらに悪循環。

 頭の中では2分おきくらいに頻繁に来る山手線。

 

 

気圧の変化などによるつらい悩みにはズキトール

 

 

仕事の失敗の悪循環と、大学受験間近くらいの大きさになった我が子の世話や家事に加え、家のワンコも具合が悪くなり・・と泣きそうな状況はさらに続いていました。


そのうち、治っていた強迫神経症的な家の施錠を確認するというのも

復活してしまいました。


これはまずいと思っていましたが、今回は一時的なものとして治りました。


何が昔と違うのか?と考えてみたところ

 

 

「気にしない」

 

ということができるようになったことです。

 

「気にしない」ができない病気がパニック障害では?

 

 

パニック障害の方ならみなさん、お分かりかと思いますが

 

「気にしない」ができなくなるんですよね。

(こちらに関しては今後また詳しく書く予定です)

「気にしなきゃいいんだよ」と周りやお医者さんはアドバイスしてくれます。

気分転換の方法なども。

 

でもこの状態って、本当に頭の誤作動みたいなもので、

気にするつもりはないのに、気になるように頭が動くんです。

 

 

 

 

 

 

だって心としては、別のことを考えたり思ったりしているのですよ。
それが頭の中では、ノイズを拾い続けるのです。

 

 

このあたりは、薬が必要かなと思ったりもしたことがあります。

 

 

ともかく、今の私はどうにか自分の暴走しそうな脳をもう一度、あるべき場所に

引き戻すことができ、日常生活を送れています。

 

 

 中にはパニック障害がすっきり治る方がいらっしゃるかもしれませんが、

私のケースで言えば

 

 

すっきり治るわけではないことを断言します。

 

 コントロールができるようになるだけです。

 

 

でも、以前のように自分だけ「死ぬかもしれない」恐怖に追われるより、ずいぶん落ち着いて生活出来るようになったことはとても有難いことです。

 

 

もし、今悩んでいる方にも、時間はかかっても元に戻れるということを信じていただきたいと思っています。