薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

私にヨガは合わない?②

体の内側に敏感になることは良いことばかりではないと思う

 

 

私の通っていたマタニティヨガのコンセプトは

 

 自然出産に耐えられる体づくり。

 

 

筋を伸ばし、筋肉をしなやかにし、

骨盤が広がりやすくなるようにすることや

呼吸法をマスターし、痛みに対する恐怖を軽くすることでした。

 

同時に一番大事にしていたことは

 

体の内側の声を聞く

 

というものでした。

 

 

 

 

私の体の内側の声は悲鳴かもしれない

 

 

これ、

パニック障害のある人には厳しい気がします。

 

 

「みぞおちが落ち着かない気がする」

「心臓がドキドキしてる気がする」

「唾液が飲み込めず気持ち悪い」

「胃液が上がる気がする」

 

などなど色々。

 

 

私的に、ですが

妊娠中はパニック症状はなかったので

ストレッチの気持ち良さ

筋肉の程よい痛さ

もっと伸ばせそう?いけそう?

と自身に問うのはとても良かったです。

 

でも出産して数ヶ月経ってパニック症状が出た時は

体から発する SOSにはずっと振り回されっぱなしでした。

壊れた警報器です。

 

 

 

 

マタニティヨガでは

 

今どうしたいか?

休みたいのか 活動したいのか

ちょっとした痛みやむくみといった体調の変化に敏感になる

トレーニングを行いました。

各々、疲れを感じたら勝手に休憩しても良い ゆるさが良かったのですが・・

 

妊娠中って妊娠していない状態と比べると 

絶えず微熱が続いているようなぽわっとした部分があるのです。

自律神経トレーニングとして

休みながら呼吸に集中し、お腹や自分の腹式に集中し・・

深い意識の中に入っていきやすいと言えます。

 

 

呼吸コントロール

 

私がずっと後にパニック障害のために通った

カウンセリングルームでも同じことを行ったのですが、

 

自律神経のコントロールということで

指示に沿って腹式呼吸をし精神統一を行いました。

病院などのカウンセリングルームでは

今や一般的なコントロール方法かもしれませんが・・・

 

薄暗くリラックスできる状態の中

お医者さんやカウンセラーの指示に従い、

深く深く呼吸を繰り返しながら 

手が温かくなると言われれば

両手が温かくなるように集中。

力を呼吸と合わせて抜いていく練習など。

 

これ、実はきっちりやると

謎の頭痛に効きました。

 

1ヶ月以上毎日頭痛が続いたことがあり、

めまいも始まり、脳神経外科にMR検査に受けに行くほどの

深刻ぶりでした。

 

首や肩を動かすストレッチもうまくいかず、

右に首が回らないひどい状態でした。

 

解決の糸口が見当たらず、

指圧に行ったり整体に行ったりと翻弄され、

ある日クリニック併設のカウンセリングルームへ行ってみることにしました。

結論からいくと

なかなか良い。

 

薄暗い部屋でカウンセラーの指示どうり、

呼吸を落ち着かせ、イメージをし続け・・・ 

 

病院のMRIでもわわからないかった原因不明の頭痛は

その日の夕方には薬なしで完治。

 

人は痛みや不安があると自然と呼吸が浅くなります。

いろいろ端折っていますが、不安や心配から自律神経が乱れ、

浅い呼吸を繰り返すのが過呼吸

 

ただただゆっくりとカウンセラーという他人のカウントするリズムに乗ることに

集中し、没頭することで自分自身の痛みや不安を剥がしてくれた気がしました。

 

勿論ヨガが一番リラックスできる・パニックを忘れられるというのであれば

向き不向きでいけば向いている方法なので良いと思いますよ!