薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

「バッチフラワーレメディ」はパニック障害に効くのか?

パニック障害のパニックは水に溺れているのと同じ状態

 

 

生まれつきの身体障がいを持つ友人からのアドバイスを大事にしようと思った私は、

たとえ長い道のりでも彼女の言う通り、抗不安剤抗うつ剤などを使わずに治そうと決

めていました。

 

 

 

 

 でもそれは本当に苦しいものです。

 

 

周囲の人たちに心配をかけたくないし、変な病気を持っている人だとも

思われたくないので、人前で取り乱さないように必死です。

 

本当は水の中で溺れているようなパニック状態であっても、我慢できるところまで

堪えていました。

 

 

「人に悟られてはいけない」と必死で隠そうとする気持ちや行動が、逆に苦しさを

増すことを知ったのは、カウンセリングや本を読んでからでした。

 

本当に水に溺れているなら「助けて!」とできる限り大声で助けを呼ぶものです。

 

溺れていなくても、脳内はそれと同様のパニック状態です。

 

変な人だと思われるのは一時的なもの・声をあげよう!と決めました。

 

 

 

まずはパニックを友人たちにカミングアウトして環境を整える

 

 

声をあげよう!と決めてすぐに、

なるべく仲の良い友人にはカミングアウトをすることにしました。

 

 

・どんな症状があるのか

・もしパニックになったらどう助けて欲しいか

・そしてこんな状態でも外出をしたいし食事もしたい。

 今まで通り、みんなと付き合っていきたい。

 こんな病気をきっかけに引きこもりたくないことを伝えました。

 

 そして、私が来るのをできる限り待っていて欲しいこと・

 待ってるよ!と、声をかけて欲しい。


と伝えました。

 

 

それらに加え、私が一番怖いと思っていたことの一つに車での外出がありました。

 

 もし道中でパニックになってしまった時、連絡がついて受け入れ可能であれば、

少しだけ立ち寄らせて休ませて欲しいこともお願いしました。

 

特に仕事で通るルートに近い場所に住む友人には、あらかじめ伝えるようにしました。

 
身勝手なお願いかもしれませんが、

幸い友人たちは協力的で、かなり助けてもらえました。

 

パニック障害を一人で抱え込むのは本当に辛いことだと思います。

 

なるべく自分から周囲の信頼出来る人たちにだけでも、自分の問題を伝えた方が

良いと思います。

 

当時は随分と勝手なお願いをしてしまったものの、

外出中に本当に具合が悪くなって立ち寄らせてくれた友人もいて、

すごく助けられました。

本来の私であれば、あまりそこまでお世話になりたくはない。

だからこそ、「変な人だと思われたくない」「甘えたくない」と、

心の罠に引っかかってしまったのかもしれません。

 

私がどんなに取り乱しても温かく見守ってくれた人たちには、今でも感謝しています。

 

 

 

 

 

バッチフラワーレメディを知る

 

 カミングアウトをしたことにより、アロマセラピーやハーブなどに詳しい友人に、

ある日変わったものを教えてもらいました。

 
「バッチフラワー療法」というものです。

 

 「バッチフラワーレメディ」とはイギリスのエドワード・バッチ博士が1920〜1930年に開発したものだそうです。

 

もともとはロンドンのハーレイストリートで診療所を構える医師だったそうですが、

 

患者への対処療法に限界を感じ始めたことが開発に至るきっかけだそうです。

 

 

「病気の真の原因は、その人の内部に生じるいろいろな感情の乱れにある」

参考文献:「Dr.バッチのフラワー療法」

 

 

この言葉は私にとってまさに!といった感じでした。

 

 

小さなボトルに入ったいくつもの植物から抽出された液体は、薬ではなく食品として

扱われています。

 

 

様々な植物から抽出したマザーチンキと呼ばれる母液にイギリス本国では

ブランデーを保存料とした液体です。

 

日本では、私が使用していた頃はビネガーが使用されていて、少し酸っぱかったの

ですが、現在は植物性グリセリンに切り替わったそうです。

 

 

それぞれの症状や心の状態、求めたい心の状態などに合わせて、数ある

フラワーレメディの中でも選んで使用するのですが、ざっくりそれぞれの

用途を見ただけでもどれも欲しい!!

 

 

とはいえ、初心者です。

まずは「レスキューレメディ」というまさに緊急時のためにあるものから

始めることにしました。

 

 騙されたと思って始めましたが、以外と・・効果があったように思えます。

黄色いラベルが貼られた小さなボトルは、しばらく私の心の支えでした。

 

 

不安を感じたり、または苦手な物事に対処する少し前に、そっと備え付けのスポイトで口内に2滴ほどたらして摂取していました。

 

 

 

 

 

 

 

正直言えば、何の植物かわからないなー、ボトルは可愛いけどどうかなー?

と半信半疑で使用していました。

 

 

劇的に不安が引くわけではありませんが、何となくうっすら落ち着いた気がしました。

取り乱す前にワンクッション置ける自分を発見したのは

摂取から二ヶ月くらい過ぎたあたりでしょうか。

 

病は気から、かもしれませんが、

 

薬ではなく食品であり、何らかの植物アレルギーが潜在していなければ

ほとんど安全ではあるかと思われます。

 

 

 バッチフラワーレメディについては、いずれもう少し詳細を書いていけたらいいな、と思います。