薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

病院探し

パニック障害を有名な精神科「さいとうクリニック」で考えてみた

 

 

 麻布にある「さいとうクリニック」はたまたまテレビで見かけ、齋藤先生のお話に興味を持ち、かかってみることにしました。

 

 


行ってみると、病院はいたって普通のクリニック。

 

思ったよりも若い子が多かったのに驚きました。

 

一見ファッショナブルで、とても心に問題があるとは思えません。

 

 


痩せた子が多かった気もします。男の子は中性的で、女の子は美人な子が多かったおぼえです。

身体中ボディピアスやタトゥーがいっぱいの子もいました。

 

疲れたようにも安堵のようにも見える表情が印象的でした。

 

 

 

 

 

心の病気を患っている子は美男美女が多い?

 

 

 

因果関係はないかもしれませんが、そう思った理由を書いてみます。

 

病院に来ている子たちを見ているうちに思い出したのですが、20代の頃の職場に、すごく美人ですらっとした子がいました。

 

私より5歳年上の素敵な子でした。

 

 

すぐに打ち解け、二人で仕事の帰りに渋谷でご飯を食べたりしましたが、すぐに奇妙なことに気づきました。

 

 

あれやこれや頼む割に、自分はタバコを吸うかドリンクを飲むくらいで、食事に全く手をつけないのです。

 

 

仕事もなかなかハードだというのに、ランチは食事はいつも栄養バーを4分の1しか口にしないことに気づきました。

 

 

遊びに行くたびに食事を摂らないので、

ある日「どうして食べないの?」と少しだけ突っ込んで聞いてみました。

 

 

 

いろんな話をしているうちに、

最初の就職先が不況で人員整理をし、自分もその対象となり転籍させられたこと。

 

結婚もすぐにうまくいかずに離婚してしまったこと。

 

そのことで家族と折り合いが悪いことなどを話してくれました。

 

 

彼女の事情を知った私は、彼女との付き合いを大事にしようとは思いましたが・・

こうした自分に何か抱え込んでいる方との間柄を試されるのはこうした身の上話の後なんですよね。。

 

 

表面上は仲が良いままでしたが、そのうち彼女の方からなんとなく避けだしてきて・・付き合いを遠慮するようになりました。

 

 

職場でのランチタイムも、相変わらず栄養バーのようなものを4分の1食べるくらいで、後はずっと喫煙室でタバコを吸う毎日。

 

そのうち、同じようなルックスの子と仲良くなったことに気づきました。

 

ある日先に休憩室で休憩をとっていた二人にお疲れ様、と声をかけた時

二人とも栄養バーをやっぱり4分の1しか食べずに捨てているのを見かけてしまいました。

 

ああ、たぶんこの子なら自分とそっくりだから仲良くしているんだなーと納得し、それからは私を敬遠する彼女を受け入れることにしました。

 

 

ハウスブレンド・グラノーラ

 

 

 

摂食障害のつらさを考えてみる

 

 

さいとうクリニックでは、そんな昔の出来事がよみがえりました。

トイレに行くと

 

「ビーパー禁止」

 

との謎の文言。

 

これは「食べて吐く」人に対して、そうしないようにとの禁止事項でした。

 

 

摂食障害の子は本当につらいなあ。

食べてもその食べ物を敵視して受け入れずに吐いちゃうんだから・・・

 

 

食べ物大好き!残さない!をモットーにしていた当時の私には、

同僚を理解するのが難しかったのですが

 

まさかその10年後、食べ物を脅威に感じるようになるとは思ってもみませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

結構良い病院です。病気なじゃなくてもデイナイトケアは行きたい(笑)

 

 

食堂もありました。
食事に問題が起こりやすい方にはなんとなく安心するような。

 

デイナイトケアと呼ばれるグループセラピーやヨガ、ヨガ、行動を見直すトレーニングなどのプログラムもありました。

 

 

小さな子を連れて通院する方のために、託児所も併設されていて至れり尽くせりでした。

 

 

 

とはいえ、私が通院するには・・・

距離があるし、交通費がかかりすぎ。

 

 

できるなら通院に子どもを突き合わせたくないな、という迷いもありながら

3回ほどカウンセリングにかかりました。

 

 

病院の先生は、時系列に話を聞いてくださって、診察にとても時間をかけてくださいました。じっくり自分の生い立ちを話すのは初めてでした。

 

聞き方が丁寧だったので、リラックスしてお話しすることもできました。

 

当時は人との会話中に突然の緊張感が芽生え、話しているうちになぜだか吐き気が込み上げる事も多かったので、ゆっくりと話すのは久しぶりに思えました。

 

いろいろと思い出すことも多く、貴重な時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

自分自身として生きることは、誰かを不幸にすることである。という呪縛

 

 

このさいとうクリニックにかかる前に、図書館で様々な不安障害の本に加え、院長の齋藤学(さとる)先生の本を数冊読みました。

 

 

読んでいるうちに、私と母との関係もパニック障害に関係あるのかな?と思い始め、いろいろな思いをめぐらせました。

 

行動(外出・食事・人と会う等)を起こそうとするたびに

 

「行き先で悪いことがあるかもしれない」

 

「人と会うことで傷つくかもしれない」

 

という不安が突然こみ上げてくるのですが、

 

それって子どもの頃、母親にとって都合よく脅されて行動をコントロールされている時の気持ちに似ている気がしたんですよね。

 

 

 

「私が勝手なことをすると、母や自分自身が不都合なことに見舞われる」とか

 

「私が伸び伸びすると、母や自分が恥をかく」とか。

 

さらに悪いことに、母がある時期ある仏教系宗教にハマっていて、その教義を時々こちらに伝えてくることがありました。

 

 

簡単に書けば、

 

 

「勝手なことをすると、必ず不幸になる」

 

 

これは「予期不安」に関係しているんじゃないかな、と思いました。

 

 

今となっては「だから?」と言い返しもできますが、

当時はもともと気にしやすい性格だったのに加え、母との関係がうまくいっていないのに母親になってしまった私は、どうにかして母とわかりあいたい、と永く望んでいました。

 

 

どうしたら彼女の気に入ってもらえる私になれるか?を無意識に求めていたようです。

 

 

そういった自分の中に隠れている心理が、パニック障害として登場してしまったのかな?と考えてみる良いきっかけになりました。

 

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