薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

予期不安やパニック症状は心の病気か脳の病気か?

家から簡単には出られなくなってから

私はやめていた日記をつけました。

 

 








今日はどうだったか・思ったこと・感じたこと
思いつくことを書きました。

書くことで、昨日と違っていたこと、症状が治ったと

感じることを書いて、後で読み返し、

自分の進歩を感じようと思ったからです。

 

   

 








とにかくこの頃の私の頭の中は

びっくりするほど、自分にしか興味がありませんでした。

 


 

 


突然の天気の変動のような体調変化。

それがいつ来るのかわからなくてただただびくつく自分。



誰といても話に集中できず、テレビの内容も上の空。

もちろん、目の前の息子の成長を日々喜べないのでした。

赤ちゃんの毎日は大人と違って日々進化の一途です。

急に笑ったり、立ち上がったり。発見の毎日のはずでした。

 




 

それよりも優先されるトピックスが

 

「吐いたらどうしよう」なのです。

 

 

実際にパニックから吐いてしまったのは十回もないと思うのですが、

一度の失敗(?)がずっと頭から離れません。

本当に憑きまとわれている感じです。



そもそも同じことにここまで集中して悩めるのも驚きでした。


パニック障害になりやすい気質はあるとは思います。

用心深い・人に遠慮しやすい・他人を意識して行動している・・

でもこれは誰にだってある面だと思います。


この面の部分が、急に自己主張を強めるのです。

全ての感情を決めるのは、だいたい自分が主体になっているからだと思うのですが、

どんな喜ばしいことがあっても、予期不安が優先されるのですよ・・

 

「また始まるかもしれないから備えなきゃ」

 

「人前で取り乱さないようにしなきゃ」

 

「変な人だと思われないようにしなきゃ」

 

「絶対に吐かないようにしなきゃ」

 

「食事は綺麗に食べなきゃ。残さないようにしなきゃ」

 

人と違うと思われたくない。

取り乱した自分を見られたくない。

 

ある日突然、

こういった感情にグーーーーッと

一点集中するのは脳の誤作動と断言しても良いと思っています。

 

特殊で病的だと思えるのは、

こういった次に起こる症状への「予期不安」が強くなることです。

「予期不安」もまた、パニック障害に悩む人ならご存知でしょう。

ざっくり言うと、

自分的に最悪の想定に対する不安が拭えない状態です。


パニック障害ではない人からすれば、

「考えなきゃいいじゃない!」

「起こりもしないことをいくら考えても無駄でしょ」

その通りです。

私も以前はそう思っていました。



森田療法」というパニック障害に対する治療方法がありますが、

(これについてはまた別の機会に書こうと思います)


この森田療法では、パニック障害や予期不安を

「心のくせ」と説明しています。

 

初めて森田療法を知った時、

「なるほど、確かに」と思いましたが、

 

この症状がなくなった今となっては

確実に病気だと思っています。

 

心の病気とも言われていますが、

経験者としては「脳の病気だな」と思うのです。

何かをきっかけに、脳が同じ行動を繰り返すといえばいいのでしょうか・・

脳と心は同一か?という説もどこかにありましたが、

これもざっくりいうと、脳で考えるのだから心と同一であると考えます。

ただし、心の領域というのはざっくりわかりやすいものを挙げると、

「好き」「嫌い」この部分。

だから

「どうしたら良いか」「避けるか」「得るか」

こうした行動を考えて行動するのは 脳の領域。

・・かなーと。

 

またこれについては時間があるときにしっかり書きたいのですが・・

 

 

 

 

 

 

 

薬は必ずしも必要ではありませんが、

大事なことは「これで死ぬことはない」ということだけを信じて

行動がおかしい・倒れてもいい・きっと誰かが助けてくれる・

こんな怖い思いで具合が悪くなっても、明日も生きているのだから、と

自分や知らない人も含めて信じ込んで、思い切って外出することだと思います。