薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

初めての発作から一度落ち着き始める

 


今回書くことは
引っ越してから発作を起こし、
その後の日常の小さな変化です。

パニック発作はストレスがきっかけに発症することが多いようですが、
そのストレスは多岐にわたり、
嫌なことだけでなく、人によっては結婚がきっかけの場合もあるそうです。

私の場合は、妊娠・出産・引っ越し・育児サークル2代目を継いだこと
などなど、変化の多すぎる一年でした。

また、元の気質も手伝うようなので、

気質については別に書きますが、私のようなタイプに
こうした一連のストレスが続いたことが一番いけなかったんでしょうね・・・

 

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「きっと悪い風邪で
1週間過ぎれば元通りだよ」

ある日の夫との会話。

でもこの不調は
1週間経っても治らなかった。

風邪だろうな、と思うようにしてはいた。


何より通常の不調と違うのは、

食欲はあるということ。


息子に関わろうとする時だけ
不思議と吐き気が起こる。

しばらくぐずぐずとこの状態が続いていた。


でも頑張らなきゃな。とも思っていた。


体調不良だった私を心配して


「新居に遊びに行くね」と言って

ママ友たちが何回かに分けて
わざわざ遊びに来てくれた。


すごく嬉しかった。

すごく嬉しかったけど

子どもたちは日に日に大きくなっているので、
だんだんとそれぞれの住む町で行う子育ての話が増えた。


私もわざわざ遠くへ出ようと思わず、
この子とここで頑張らなきゃな、と思い始めていた。  


前向きになりだした頃から
不調はなんとなく忘れることができた。

新しい町にも慣れていかなきゃ、
せっかく海が車で20分ほどで行ける場所に住んだのだ。


休日は夫が海へ連れて行ってくれた。
大型ショッピングモールは車で来る人がほとんどなので
無料駐車場も多く、だいたいが無料で停められた。

子育てをするには悪くないかもしれないな、と思えるようになった。

 

ある日

ベビースイミングのチラシに気づき、

息子と一緒に

駅に近いスイミングクラブに申し込んでみた。


同じ年頃くらいの赤ちゃんとその母親たちがいっぱいで、

地元にも友達が作れそうと思ったが、それは難しかった。

 


皆、地元出身者か産んだ病院が一緒なのだ。
母親クラスから一緒、という人もいた。


赤ちゃんが生まれた後に
友達になったにしては親しすぎだな、と不思議に思っていたら、
関係がわかる話が着替えの時間などに聞こえてきた。


挨拶や軽く声をかけてみたりしたが、皆関係が出来上がっており

その中によそ者の私が入っていくのは難しかった。

赤ちゃんがいたとしても共通項がなさすぎだったこと。
赤ちゃんで手一杯で
新しい人間関係には数人のママ友で満足している状況なので、

努力して知らない人と友達になることを敢えて
しないようにしているようにもみえた。


私の住む地域から来ている人がほとんどいないということも
後で判明した。


うちは線路を挟んで北側の地域だったが、
ほとんどの人が南側の地域から通ってきていた。


帰りは皆ママチャリ。
私は車で通っていたので、帰り道に話をするということもなかった。


こんな調子だったので通い出して1ヶ月過ぎても、
友人ができることはなかった。


いやだな、とは思ったが、
息子が大きなプールで気持ちよく遊んでいるのを
見るのは楽しかったので、そのまま通い続けた。