薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

パニック障害の人の外食

外食がだんだん苦手になってくる・・「会食恐怖症」が始まる

 

 

パニック障害の症状は人によりけりです。

出かけるのはもちろん、食べるのも大好きだった私。

 

 

 

 

 

私の場合は、出かけることが困難になるところから始まりましたが、

発症して3年経ったあたりで外食が苦手になってきました。

 

人との会食に症状が出ることを「会食恐怖症」というそうですが、

私の場合は一人での外食でも苦手になりました。

 

 

ちなみに家で全く一人の状態で食べるのは大丈夫でした。

 

私の「会食恐怖」は胃の調子が悪い?という感じで始まりました。

 

 

 

会食恐怖の食欲減退と通常の胃の病気の食欲減退は明らかに違う

 

 

胃の調子じゃないな、とわかったのは

やはりその症状の出方です。

 

 

とにかく空腹。食べたいものを思い浮かべてワクワクしていたのに、いざオーダーしたものが来ると突然喉のつまりや胃のムカムカを感じて食べられなくなるのです。

食欲はあるのに、です。

 

無理に食べようとすると、食べ物が口に近づいただけで気持ちが悪くなります。

 

 

食欲はあるので口に入れればきっと食べだすだろう、と思って無理に口に入れると、

普段は感じない食べ物の食感・・テクスチャーをより立体的に感じてしまいます。

 

食べ物表面のざらつきやぬるぬる感を大げさに感じ取ってしまうようでした。

 

 

頭の中では

 

「お腹空いているし、お金も出しているんだし食べなきゃ」とは思っているのです。

 

 

が、口に入れると「吐くんじゃないか?」という考えが少しずつ少しずつボリュームを上げてくるのです。

 

 

外食先でそのような状態になると、どう頑張っても食べられないので諦めることがほとんどになりました。

 

 

 

それなのに、自宅に戻ると突然空腹を感じ、普通に食べられるのです・・・

 

 

病気との一番の違いは、食欲が全く失せるわけでないところです!

 

 

この症状も10年くらい続きましたが、時々治っては再び発症を繰り返してきました。

 

ただ、治っている間は別の・・時々小さな胃に炎症がでたり、最後は逆流性食道炎

2回繰り返したりしていました。

 

 

食べられるようになると胃がキリキリしてきたり、胃液が上がって灼熱感を

感じたりで気づきました。

 

 

うっすらとですが・・うまく書けませんが、この「会食恐怖」も、通常の

お医者さんがレントゲンなりを撮って判明する病気と違いがあるので、

慣れてくると(!)見分けがつきます・・・

 

 

 

 

 

 

 喫煙する夫から得たヒント・・・

 

 

いつ頃だったか、主人のやめられないタバコを見ていた日。

私は喫煙者ではないのですが、なぜタバコを吸うのか聞いてみました。

よく皆さんおっしゃることですが「気分転換」「リラックス」などと言います。

 

あ・・

 

私、日常生活でちょっと5分でも中抜けして気分転換したりしないなー

と思いました。

 

だからと言って、小さな子を育児中に喫煙を始める気にもなれなかったので・・

 

目をつけたのは「フリスク」「ミンティア」といった携帯ミントタブレット

 

 

口の中が気持ち悪くなったり、喉のつまり感から唾を飲むにも吐き気を感じるように

なった時に、キャンディほど砂糖は入っておらず小粒なので手軽です。

 

 

多分実行していらっしゃる方も多いかもしれませんね。

  

「ああ、気持ち悪い」と思った時の一粒で数え切れないほど急場をしのげました。

 

ただ、食事の前は味が混ざってしまうし、食べすぎるとミントの味で

逆に気持ち悪くなったりするので、あまりたくさん食べないように気をつけては

いました。

 

 

が、喉のつまり感の時は異常なほど唾が出るようで、

ミントタブレットの溶けが速いんですよ・・。

 

 

とはいえ食べ過ぎはやはり禁物

 

 

また、最初に愛用していたのは先駆け的存在「フリスク」でしたが、

もともとこうした刺激物は得意ではなかったので、空腹の胃に大量に

取り入れるようになったことで・小さな胃の炎症が起きました。

 

 

ピークの頃はミントタブレットを1日2ケースくらい消費していました。

 

 

本当に小さな胃の傷でも、かなり胃は痛みや違和感を感じます。

 

胃腸科のお医者さんにも「刺激物は控えて」と言われ、

以来ミントタブレットはゆっくり一粒を時間をかけて口の中に入れておくように

しました。

 

 

前回抗不安剤を飲むかどうかと聞かれ悩んだ私には、手軽で安い

頓服薬のようになりました。

 

 

ミントタブレットでわかったことは、

とにかく口の中に清涼感を取り入れることである程度は取り乱さずに済む、

ということでした。

 

 

今はずいぶんと摂取量が減りました。1日2粒くらいです。

本当に気持ちの悪い時や、気分転換したい時くらいです。

 

 

とはいえ、まだ少し依存傾向があるようで、バッグの中にないと絶対に

買ってしまいます。

 

 

おかげで中途半端に余ったミントタブレットのケースがどのバッグにも(汗)・・。