薬を使わず治すパニック障害〜誤作動した脳と心の修理

パニック障害を発症し、克服するまでの記録です

はじめに

 

 



初めまして
れいれいこです。


普段はお花関係の仕事をしています。
普通に仕事して

車を運転し、電車に乗り、

たくさんの人に会ったりと

「普通に」日常をこなしていますが・・

実は私
18年前にパニック発作を起こしました。

それから何年もこの症状に悩まされましたが、

いろいろな解決方法を探し、

長い間紆余曲折してきましたが、
どうにか元の私に戻れたな、と
やっと思えるようになったのは
実は昨年あたりだったと思います。

そこで
今日から私のパニック障害について
ブログで書き残していこうと思います・・・

 

 

 

 

出産後のある異変から、
今年で早18年になろうとしています。


突然の動悸・過呼吸・不安感・吐き気・・・

パニック障害です。


正確な数字ではないようですが、

今日本でのパニック患者の患者数は1000万人を超え、
10人に1人と言われているそうです。


珍しい病気ではないとは言われていますが、

発症してしまった人にしかわからない
不安と孤独が重くのしかかる病気です。


何の前触れもなく突然その症状は現れ、
数秒から数分で
「死ぬかもしれない」という気持ちが起こります。

そして
たった今の今まで一緒にいる人たちや

街の中など、

自分一人ではないはずの状況で
この苦しみを自分だけが味わっているという
孤独感が襲います。



人にもよりますが、
時間が経てば、全く何もなかったように
その症状は消えてしまいますが、


数回繰り返しているうちに

「また起こるかもしれない」


という気持ちに取り憑かれ、

外出先で吐いたらどうしよう?

錯乱して叫んだらどうしよう?

 

など、

いろんな心配を心の中で繰り返し
自問自答し続けます。


いつの間にか

今まで普通に家の中と外を行き来していた
日常に不便を感じ始めたり、

電車や車、通い慣れた道ですら
全てが恐怖に感じられていきます。


頭の中はいつもいつも
症状が起こるか起こらないかを心配し続け

「あっちに行ってはいけない」

「この乗り物は怖くて乗れない」

「この前も不安になったから今日もダメかもしれない」

だから出かけないでおこう

よくないことが起こるかも、と

心も行動も全て自分自身で制限し始めます。


あちこち自由に出歩いていた私には
本当に生き地獄のような日々の始まりでした。


当時は
一日一日が本当に長く感じられました。

育児を始めてから
忙しくて中断していた日記を
発症してから再開しました。

後になって読み返すと

この症状が
いつの間にか消えて無くなることを
願う姿ばかりが記録されていました。

パニック障害の発症から
一年経った頃の日記には
絶望感しかありません。

今もこの頃の日記を読むと
つらさが蘇ってきます。

当時の私は26歳。

明日になればこの病気はきっと
嘘のようになくなっている!

と毎日信じては
期待を裏切られるのを
繰り返す日々でした。

そうやって一年経過したある日の日記に

「私はいつ元の私に戻れるのだろう?」と

書いてありましたが、


当時の私は

もう戻れないかもしれない。

私は自分一人で
何もできない人間になっていくのかもしれない。

と不安でした。

 

 

 


現在 私のパニック障害
完治したかどうかはわかりませんが、


電車に乗っても吐き気は起きづらくなりました。

車でどこまでも運転して出かけられるようになりました。

心にざわざわとした波風も立たなくなりました。


やっと、少しは元の私に戻れたという
実感があります。

こんな私の経験が
誰かの役に立てればと思ったこと、

子どもが今年で18歳になるので

良い節目だとも思い

しっかりと振り返って、
これまでの出来事や
対処方法などを書くことにしました。

このブログを読んでくださることで

私と同じように苦しんでいる方が

一人でも一日でも早く

この症状から解放されることを
心から願っています。